ほんじゃらねっと

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うちの子はカルピスに食いつかない

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わが子と言えども、喜ばせるのはそうかんたんではない。良かれと思ってしたことは喜ばれず、これは興味ないだろうな、ということに興味を持たれる。先日子どもが学校から帰ってきてカルピスを出してあげた時の反応を見てそんなことを思った。

私の中でカルピスはオレンジジュースやスポーツドリンクとは一線を画する特別感のある飲み物だ。お弁当がサンドイッチの時に水筒にお茶じゃなくてカルピスが入ってた時は「な...水筒にカルピスだと...なんという天才的発想...!!」だと思うし、学校から帰った時にカルピスが出てきたらそれだけで「今日はちょっと良いことがあった」と思える。のどが渇いているとか乾いていないとか、気分が乗るとか乗らないとか、そんなことすべて関係なく「カルピスだー!」と飛びついてゴクゴク飲むものなのだ。

だから学校から帰ってきて目の前にカルピスの入ったコップが出されたら、小学生なら10人中10人が大喜びで飛びついて飲むものと思っていた。

なのにうちの子の反応と言ったら。そんな特別な飲み物カルピスが目の前に出したというのに「あ、今日はカルピスか」ぐらいの感じだ。反応が薄い。飛びついて飲むこともせず、先にカバンを片付けたり給食セットを台所に出したりして他にやることがなくなってからようやく口をつける。

ズズッと飲んで「うん、ちょうどいい」。

お茶か。お茶と同じレベルの反応か。ちょうどいいってなんだ。濃さの話か。

こないだココアを出した時は、結構喜んでいたのに。なぜ今日のカルピスには飛びつかないのか。

レアリティの問題か?

うちの子たちはカルピスに慣れすぎてしまったのか。確かにスーパーに行けばペットボトルで売ってるし、マンゴー味とか巨峰味とか、カルピスソーダとか濃い味とかバラエティに富んだ味が楽しめる。自分が子供の頃のように家で作ってもらわないと飲めないわけではないのだ。

www.calpis.info

そして1年中飲めるカルピスに対して、今しか飲めないホットココアは強い。自分でも冬のココアの魅力についてエッセイに書いたくらいなのでよく分かる。

blog.honjala.net

冬のココアにはカルピスに匹敵する魅力がある。冬の飲み物と言えばココアかホットカルピスか、というレベルである。そうかカルピスをホットにすればよかったのか。

親と子の駆け引きの問題だ

いや視点を変えよう。これはきっとカルピスかココアかという問題ではなく、親と子の駆け引きの問題なのだ。

もしやこちらが「どうだ、飲みたいだろう?ほれほれ喜ぶがいい」という感じでカルピスを出したのがいけなかったのではないか。以前ココアを飲んで喜んだ時は、テレビのコマーシャルで羽生結弦がホットチョコレートを作っているのを見て、子どもたちの方から「飲みたい」というリクエストがあった。先に「飲みたい」という気持ちがあり、その気持ちが残っているうちにココアが出てきたから喜んだのだ。欲求が生まれる前に解決策を出してはいけないのだ。

あらかじめ自分用のカルピスを用意しておき、それを学校から帰ってきた子どもたちの前でさりげなく飲み、「おいし...」とつぶやく。その姿を見ることで子どもたちの中に「な...パパが一人で美味しいものを飲んでいる...飲みたい!!」と欲求が生まれる。そこで初めてカルピスを提供すれば、きっと飛びつくように飲むだろう。

いやどれだけカルピス飲ませたいんだ。自分にとって特別な飲み物への反応が薄かったから意地になってしまったわ。