コロナ感染拡大防止のための外出自粛が続いている中、小学生くらいの子供がいる家庭においては「子供の退屈をいかに紛らわせるか」というのが大きな課題になっているのではないだろうか。
我が家の小学生二人も普段の休日は1日中一人でタブレットで遊んでいても平気なタイプなのだけど、休校になってから退屈を訴えるようになった。
休校中の子供たちが退屈だと感じる要因の大半は「友達と会えないこと」によるものだ。1日の大半を学校や学童保育、習い事でたくさんの友達がいる環境で過ごしていた生活から、いきなり家族以外とほとんど会わないような生活に変わったことで外からの刺激が一気に減り、退屈を感じているのである。
学校で会えないなら公園や自宅で会って遊ぶ、というわけにもいかない今の状況を考えると、中高生のようにスマホで友達とやりとりすることもできない「小学生」が今最も刺激が足りないと感じている層だと言える。
そんな刺激に飢えた小学生たちが読書や勉強や製作に目覚めて一心不乱に机に向かってくれるようになったら言うこと無しなのだけどそんなはずもない。友達の代わりに家族がなにかしら新鮮な刺激を提供してあげる必要があるのだ。
今回はうちの子供たちがそこそこ満足してくれた退屈しのぎの中から「パーティー系テレビゲーム」と「Chromecast活用」の2つを紹介しよう。
パーティー系テレビゲーム
パーティー系テレビゲームでメジャーなのは「スーパーマリオパーティー」だろう。今ならNintendo Switchで発売されている。ミニゲームがたくさん用意されていて、2〜4人で勝敗を競って遊ぶことができるゲームパックである。
我が家には残念ながらNintendo Switchはないが、かなり前に購入したWii(Wii Uではない)がある。以前発売されたバージョンの「マリオパーティー9」がAmazonで中古で手に入ったので家族で遊んでいる。WiiやWii Uなら「みんなのリズム天国」「Wii Party」「おどりメイドインワリオ」など他にも何種類かパーティーゲームが発売されている。
パーティーゲームのおすすめポイントは「小1でも勝てる」「プレイヤー同士で競う」「ゲームの種類が多い」というところだ。
操作は難しくなくてすぐに慣れるので、年齢に関係なく勝てるようになる。遊んでいるうちにみんな上手くなっていくので、毎回誰が勝つか分からない。そしてミニゲームごとに連打力やら計算力やら反射神経やら求められるものが変わるので飽きずに楽しめる。
家族で楽しめる遊びの1つの選択肢としておすすめしたい。
Chromecast活用
ゲームばかりでは疲れるので次は鑑賞系の退屈しのぎを紹介する。
Chromecastというのはテレビに接続することで、スマホやタブレットで観ている動画をテレビに映したり、パソコンの画面をテレビに表示したりできるGoogle製品だ。
似たような製品としてAmazon Fire TVやApple TVがある。
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これらの製品を使うと、アマゾンプライムやHulu、NetflixやYoutubeの動画をテレビで観ることができる。金曜ロードショーやレンタルしたDVDをテレビで観る感覚で映画やテレビドラマ、動画を選んで観ることができる。
ここでのポイントはスマホやタブレットで観ている内容を大画面で観ることができることではない。それぞれが一人で観ていた動画を家族みんなでワイワイ言いながら一緒に観ることができる、というのがポイントだ。
ただ映画や動画を観るだけでなく、「え、こわ」とちょっと感想を言い合ったり、同じところで笑ったりすることで、一人で観るよりも楽しく、良い刺激を受けることができるのだ。
Chromecastには動画をテレビに映す機能の他に、スマホやパソコンの画面をテレビに表示する機能がある。この機能を使うと、例えばスマホに入っている脱出系ゲームをみんなで解いたり、おじいちゃんおばあちゃんとのテレビ電話を実際のテレビに映して会話したりできる。工夫次第でまだまだ遊べそうな機能だ。
おわりに
我が家の子どもたちもおすすめするであろう2つの退屈しのぎの方法を紹介したが、いかがだっただろう。
今回紹介した方法はどちらもテレビを使って家族で同じ体験をして盛り上がれるという点が共通している。外出できない中で子どもたちができるだけ楽しく過ごすには、いかに家族の時間を楽しくするかが重要になる。これらの製品は親も子供も一緒に楽しめるものなので、家族の楽しい時間を増やす助けになるのではないだろうか。