まだ12月に入ったところだけど私の気持ちはすっかり年末年始の休暇に向いている。仕事はまた来年頑張ろう、と早くも忘年モードである。
年末年始は実家に帰る予定にしている。実家に帰れば子どもたちの相手は両親や姪っ子たちが喜んで引き受けてくれるので、割と自由に過ごすことができる。家のコタツでネコと戯れてもいいし、どこかに一人で出かけてもいい。
子どもたちも以前は実家に帰ると久しぶりに会う祖父母やいとこのお姉さんたちに人見知りしてしばらく親から離れなかったのに、今では慣れたものですぐ遊び始める。子どもたちが大きくなるほど親は自由になっていく。今後が楽しみだ。
そんなわけで基本はコタツでネコと戯れつつだらだらする予定だ。
なのだけど、ずっと戯れていてはネコちゃんにも飽きられそうなので、一応他にもやろうと計画していることがある。
その一つがサイクリングだ。今年は私史上空前の自転車ブームが来ているので、この自由な時間を利用して実家周辺のエリアを走りまくってやろうと計画している。3ヶ月間サイクリングマシーンで鍛えられた脚力が遺憾なく発揮されるはずだ。
こういう時のために夏にミニベロを購入して車に積んである。ミニベロとはスポーツ用の小径自転車で、今回買ったダホンのミニベロはコンパクトに折りたたんで車のトランクに入れておくことができる。つまりたとえ長距離を自転車で走る体力がなくとも、走りたい所に車で移動してから自転車に乗り換えれば、手軽にいつもとちがうエリアのサイクリングを楽しめてしまうのだ。
見知った場所でも移動手段が変わればちがう楽しみ方ができるものだ。車ではすぐに通り過ぎてしまい、歩くには広すぎるエリアでも自転車なら程良い時間で楽しむことができたりする。
実家周辺なら、「小学生時代の思い出巡り」なんて良いコースになりそうだ。当時の風景に思いを馳せつつ小学校までの通学路を走り、小学校を見て自分の小学生時代を思い出し、当時通ってた書店や駄菓子屋さんが潰れて別の店になってるのを発見して時の流れを感じる。楽しそうだ。そうやって知っている場所を巡るだけでも今は忘れている小学生当時の記憶が蘇り、新たな刺激を受けることができるだろうと思う。
もちろん運動にもなる。これも自転車の良いところだ。とりあえず面白そうな事を求めて走り回れば、結果的に面白い発見がなかったとしても最低限「運動になった」という結果は残るのだ。ついでになにか刺激的なものが見つかれば「楽しかった」「おいしかった」もついてくる。
案外旅行だって「主目的を運動」にして「食事・観光はついで」にすればハードルが下がって色々な場所を楽しめるのではないか。普通なら「ただの田舎じゃねーか」と思うような場所でも「この旅は○○キロ歩くのが目的ですが、途中で良い景色が見られるかもしれません」くらいのテーマにしておけば、「ダイエットになった上に良い景色を見ることができた、運動の後の温泉と食事サイコー!」と大満足して帰れるんじゃないか。
そう考えると今体重を減らすために運動を必要としている自分はとても楽しむためのハードルが低い状態になっているのかもしれない。「運動になる」という条件さえ満たされれば、それにちょっとした楽しみを加えるだけで喜べるわけだ。
年明け後の追記
こんな感じで自転車で走り回る気満々で実家に帰ったのだけど、結局一度も自転車に乗らなかった。冬に自転車で外を走るのは寒いということをすっかり忘れていた。
この計画はゴールデンウィークに延期したい。