ほんじゃーねっと

おっさんがやせたがったり食べたがったりする日常エッセイ

運動会のリレーアンカーが手に入れるもの

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今日は娘たちの小学校の運動会で朝から応援に行ってきました。 風は涼しかったですが日差しが強くて、帰ったら結構日焼けしてました。

うちの小学校では低学年は徒競走、4年生からは学年別でリレーを行ないます。リレーはやはり盛り上がりますね。自分の子どもが出てなくても、見ていて手に力が入ります。今年は6年生のリレーでアンカーでぶっちぎりの速さで走る男子生徒がいて、「なんだあれ、すげー!」「はやいー!」と観客席も大いに盛り上がりました。

そのアンカーの男の子は体格も良くて、話しているところを見た感じクラスでも人気者のようです。彼のあの速さが恵まれた身体能力のおかげでしょうか。それとも努力の結果なのでしょうか。どちらか分かりませんが、もし努力の結果なのであれば、彼は走りの速さだけでなく、「努力して報われる」経験をし、「努力のしかた」を理解している、ということですね。

小学生の間に努力の重要性に気づけるのはとても素晴らしいことです。努力が報われることを実感していれば、望む結果を手に入れるために物事に真剣に取り組むことに躊躇することはないでしょうし、それが運動以外の分野であっても同じであることに気づき、取り組むことができるでしょう。

自分が小学生の頃を思い出してみると...いや、思い出したくないことばかり出てきたのでやめておきましょう。できることならあの頃の自分にもっと努力の重要性を教えてあげたいものです。

ともかく「やればできる」ということに気づくのはできるだけ早い段階が良いですね。真剣に取り組めば結果が出せるということが分かれば頑張れるでしょうし、結果が出ればそれだけ自信もつくでしょう。経験に裏打ちされた自信に満ちていれば、それだけで人生は明るく生きやすくなるはずです。この最初の一歩がいつになるか、それによってちがった人生になるでしょう。

とはいえ、何にでも興味を持って真剣に取り組め、というのも難しいものですからね。運動会は楽しめたらいいや、というのもそれはそれで良いと思います。うちの子にも、自分が興味を持っている分野についてはうまく経験を積んで、成長していってほしいものです。