ほんじゃらねっと

ダイエット中プログラマのブログ

イギリス帰りの友人から教えてもらった「polite ignorance」という言葉

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学生時代にイギリス帰りの友人から「Polite Ignorance」という言葉を教えてもらったことがあります。

今調べてみるとこの2語を組み合わせた言葉としての説明は見つけられなかったので自分なりに解釈しますと、「上品な」「思いやりある」という意味の「polite」と「無視」「無関心」を表す「ignorance」という単語を組み合わせているので「相手を傷つけない程度に無視する」「あからさまではない無視・無関心」みたいな意味でしょうか。相手に興味はないし関わりたくもないけど、それを相手が傷つかないようにやんわり伝える、みたいな感じですかね。

それとも「目の前で誰かが大失敗しても見て見ぬ振りしてあげる」みたいな意味でしょうか。なんかイギリス紳士のイメージに合う感じがしますね。

いや、実際そんな意味があるのかはわからないのですが、ちょうどこの言葉を教えてもらってからそれほど時間が経っていない時に「もしやこんな状況を指しているのでは」ということがあったので、印象に残っているのです。

ある日一人で喫茶店に入ってアイスコーヒーを飲んでいて、何かにむせたのか「ブフォッ」とコーヒーをストローから逆流させてそれがグラスから飛び散ってメガネも顔がびしょびしょになる、という事件がありまして、その時に隣のサラリーマンが肩をヒクヒクさせながらも何とか笑いを隠そうと向こうを向いてくれたのです。笑っているのは丸わかりでしたけども、その時に「ああ、これが友人の言ってたpoilte ignorance(やさしい見て見ぬふり)!」と思ったんでしょうね。顔からコーヒーを滴らせながら。

この吹き出しエピソードは今書きながら思い出したのですが、恥ずかしすぎて言葉の意味はもはやどうでも良くなりました。

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