ほんじゃらねっと

ダイエット中プログラマのブログ

インフォメーションアーキテクチャで伝える力を身につける

新人に「分かりやすい説明の仕方とは」みたいなことを説明していて、 ふと気がついた。

以前読んだ「インフォメーションアーキテクチャ」に関する本が 理解の役に立つのではないか、と。

「インフォメーションアーキテクチャ」という言葉をアマゾンで 検索するとWebサイトやシステムの設計に関する本がヒットする。

この言葉を聞いたことがある人にとっても、 IT業界の言葉というイメージがあると思う。

しかし日本語にしてみると「情報の構造」「情報の設計」と 訳すことができ、実際の意味としても、 「いかにして情報を分かりやすく、伝わりやすくするか」、 ということを表している。 そう考えると、やはりIT以外の分野でも役にたちそうだ。

Webサイトというのは、訪問者を待ち受け、人の手を介することなく 情報を伝え、気持ちを動かし、商品の購入や問い合わせ等の 行動を起こしてもらう、ということを主な目的としている。

その目的を達成するために、 伝える情報の内容、情報が伝わる順番、利用者が取りうる行動、 行動に対する反応などを事前に設計し、準備しておく必要があり、 サイトを設計する担当者はそこをとことん考える。

この設計と準備のためのノウハウが蓄積されたものが 「インフォメーションアーキテクチャ」設計であり、 そこには日々資料作りや打ち合わせを重ねるだけでは得られない、 「伝える力」を高めるための知識がたくさんつまっている。

これを打ち合わせ資料の作成や説明の流れ作りに活かせたら、 きっと新人君の「伝える力」もグングン成長していくにちがいない。

ということでこの本を紹介しておいた。 Kindle版がないのが残念。

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