ほんじゃらねっと

ダイエットとエッセイとプログラミング

ゆっくり味わう

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「パパが太ってるのは、食べるのが早いからだよ」と次女に注意されて、なるほど確かにそのとおりかもしれないと思った。

いつからか覚えてないくらい昔から早食いなので、今となってはなぜ自分が早食いなのかも分からずに早食いを続けている。もし次女の言うとおり早食いが太っている原因になっているならば、ここで改めて考えてみることで早食いとなった要因と向き合い、早食いな自分と決別し、あわよくば太った体とも決別できるかもしれない。よし考えよう。

食べるという行為は欲を満たすためのものでもある。満たすべき欲には「満腹感を得る」だけではなく、「美味しいものを味わう」ということも含まれる。この「美味しいものを味わいたい」という気持ちが強すぎると、人は早食いになる。

食事をすれば、いずれおなかが食べ物で満たされる。おなかが食べ物で満たされると、体はそれ以上食べないように「満腹ですよ」と脳に伝える。脳は満腹感を感じたら食欲を失わせて、食事をやめるように促す。

しかし早食いはこの仕組みの隙を突く。お腹が満たされてから脳が満腹だと気づくまでにタイムラグがあることを見抜き、ならば満腹であることに気づかれる前にできるだけたくさん味わってしまえ!そのためには速く!もっと速く食べ物を口に入れろ!そうやって食事をかきこみ、満腹だと気づいた時にはおなかの乗車率120%くらいになっている。そんなことを続けていたらそりゃ太るという話だ。

わかってるならゆっくり食べなさい、という話なのだけど長年の習慣を変えるのはそう簡単ではない。なるべく家族のペースを見ながら食べるスピードを落とすようにしているが、からあげとかカレーなんかが出てくると我を忘れてしまい、気づいたら目の前の皿が空になっている。

テレビでたまに口に食べ物を入れたまま話している人を見かける。お行儀としては良くないかもしれないが、これは大事なヒントなのではないか。私は基本的に食べ物を口に入れたらすぐに噛んで飲み込んでしまうので、食べ物は数秒もしないうちに口の中から消える。そこをあえて噛まず飲み込まず、味だけを楽しむ感じでじんわり口の中で放置したら、「長く味わう」という欲求を少ない量で満たせるのではないか。やっぱり行儀悪い感じがするけども。

「食べ物はちゃんと一定回数以上噛みなさい」という言葉を無視して早食いになったわけだけど「食べ物はちゃんと味がなくなるまでゆっくり口の中で味わい尽くしなさい」と言われたら早食いにならなかったんじゃないか。やっぱりなったかな。なったな。