ほんじゃらねっと

ダイエット中プログラマのブログ

初めての一人旅はとてもしんどかった

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一度だけ一人旅をしたことがあります。大学生時代に安く譲ってもらったミニカで京都から長崎までを往復する5日間の旅でした。

大学の3回か4回生で講義も少なくなり、時間を持て余していた頃です。自分探しをしたい時期だったのかもしれません。そういえば卒業旅行がてらインドに行ったのもこの時期でした。明らかに自分探ししたくなってますね。

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長崎は一度中学生の時の修学旅行で訪れたことがありました。グラバー園や大浦天主堂なんかの歴史的な有名どころを見てまわって、最終日にハウステンボスで遊んで帰る、というコースだったかと思います。

上の記事に書いたとおり、今となっては鯛茶漬けがおいしかった記憶くらいしか残っていませんが、当時は何か「もう一度行ってみたい」と思うような楽しい思い出があったのでしょうか。

もしくは単に「車で一人旅」というものに憧れていたのか。大学生になって免許を取って、小さいけど車を手に入れて、どこかに遠出してみたかったのかもしれません。そんな気がしてきました。当時も今と変わらず、あまり思い出を大切にするタイプではなかったはずです。

そんな一人旅ですが無知と適当さゆえの準備不足もあり、結構大変でした。

車に積み込んだ荷物は、着替えと車で寝るための毛布、地図帳、財布とガラケー。お風呂は銭湯か温泉を利用して、夜は車中泊のつもりです。スケジュールもふんわり「1週間くらいで帰ってくればよいか」くらいな考えしかありません。初めての一人旅のくせにスケジュールなし、宿無し旅は難易度上げすぎですね。暇の有り余った大学生の考えることは怖いです。

意気揚々と出発して、下道を長崎方面に走り出します。ナビもスマホもないので、地図を確認しながら運転です。当時は慣れたものでしたが、今やれと言われても無理ですね。ナビ無しで見知らぬ土地に行くだなんて。帰ってこれる気がしません。

1日目で岡山を超えて広島の尾道まで走り、その後何日かで九州に入ってゴールの長崎に到着しました。

途中通った場所で未だ印象に残っているのは、岡山県の牛窓地区と、山口県の秋吉台です。牛窓地区はおぼろげですが景色が綺麗だったのを思い出します。夕日でも見たんですかね。山口県の秋吉台はカルスト台地という、草原に岩の柱がゴツゴツ立っている珍しい景色が見られる場所があって、それを見に行きました。

さて数日のドライブを経て、ようやく長崎県に入ったわけですが、私は精神的にかなり疲れていました。

車中泊にしたのが大失敗でした。とにかく寒いわ心細いわで一泊する度に精神力を削られていくのです。駐車場に車を停めて座席を倒して毛布をかぶって眠るのですが、秋の夜の冷え込みを甘く見て毛布一枚しか持っていかないものだから、明け方には寒さで目が覚めてしまいます。小さい車で身体を伸ばすこともできないので、休まりません。寝不足と疲れでどんどん辛くなっていきました。

そんな感じだったのでもう帰りたくてたまりません。長崎に着くやいなや「よし!ゴール!帰ろう!」とすぐにUターンです。思い出の場所を巡ることもなく、何なら車を降りて長崎の地を踏むこともなく、帰路につきます。

帰りは速かった。京都目指して2日間、最小限の休憩で走り続けました。

ようやく家に帰り着いた時の安堵感といったらなかったです。

なかなか辛い一人旅でした。最初の1〜2日は良かったのですけどね。

安くてもちゃんと宿を取っていれば、もっと楽しく旅行できたでしょう。夜安心して休める環境があるかどうかは重要です。

今の私は「家大好き人間」で、旅に出ようだなんてこれっぽっちも思わないのですが、案外この時の一人旅の辛い経験が気づかないうちにトラウマになって家から出たくなくなっているのかもしれません。

今なら大学生時代の私と比べてもう少しましな旅の計画が立てられるでしょうし、ナビやスマホもあるので快適な旅ができそうです。

もう一度一人旅をしてみたら、案外そこから旅好きになって、あちこち飛び回るようになっちゃうかもしれませんね。また泣きながら帰ってきそうな気もしますけど。