ほんじゃらねっと

ダイエット中プログラマのブログ

人生の先輩に教えてもらった特別な店々

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20代の頃に何度か、バイト先や職場で年齢がかなり上の方に誘っていただいて、若手が行く居酒屋とはちがう層のお店に飲みに行く機会がありました。

ゼミの教授だったり、バイト先の店長だったり、会社の部長だったり、自分のふたまわりかそれ以上上の方に誘われて、ついていった先はバーだったり、スナックだったり、細い路地の奥のお店だったり、バーだったり、バーだったり。

バーが多いですね。

連れて行っていただいたそれぞれのお店は、同期や友人同士だけなら出会うこともないであろう「特別なお店」で、年齢的に貴重な経験をさせてもらったように思います。

大学時代に働いていたバイト先の店長は、新人バイトがある程度の期間働いて慣れてくると、仲間として歓迎するかのように自分の行きつけの焼き鳥屋に連れて行ってくれました。

行ってみるとかなり年季が入った小さいお店で、自分だけならまず入らない店構えです。しかし実際入ってみるとカウンター席だけの店内は席が少ない分うるさくなくて居心地が良く、仕事の後に通う店にしたくなるのも分かる良い雰囲気の場所でした。

焼き鳥を食べてチューハイを飲んでおなかいっぱいになった後は、すぐ近くのスナック(ここも店長の行きつけ)に行きます。いつ行っても客はおらず、マスターとママが二人で待ち構えています。スナックなんて行くのは初めてだったので、最初は「なんだこの怪しい店は。客いないぞ。」とビビったものです。後で聞くと、通常はもっと夜が更けてからお客が来るそうで、ちゃんとやっていけてるようです。

ここも一度入ってみれば楽しいもので、マスターやママと話をするのは(やや世代ギャップを感じたものの)面白かったですし、居酒屋では置いてないようなカクテルやウィスキーを勧めてもらって、それまで知らなかった大人のお酒の楽しみ方のようなものをたくさん教えてもらいました。

結局この焼き鳥屋とスナックにはその後もバイトを辞めるまで2年くらい通ってました。懐かしいです。

この例に限らず、年齢の離れた方に飲みに連れて行ってもらうと、普段は縁のない雰囲気のお店や食べ物、人と接することができて、それが自分の世界を広げてくれていた気がします。

で、自分もそれなりの年齢になったら同じように行きつけの店ができて、会社の若手を連れて行ったりするのかな...なんて思っていたこともありました。

まあまだ当時からふたまわりも年をとったわけではありませんが、今のところ行きつけのバーもスナックもありませんし、何ならお酒も飲むのも三ヶ月に一度くらいです。このままだと当時の先輩方と同じ年齢になっても状況は変わっていなさそうです。

いつからか何となく、酔っ払う必要って別にないな、と思うようになって飲まなくなったのですが、こうして昔の先輩方のことを思い出すと、ちょっと自分の世界を狭めてしまっていた気がしてきました。

お酒を飲むためではなく、新しいことを経験したり、仕事や友人とは別の層の人と会話を楽しむことで世界を広げる。

そのためにバーなりスナックなりに通う。

きっとそれが今の自分に必要なことなのですね。