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ほんじゃら堂

めんどくさい仕事をラクにする作業自動化レシピ集

クリームコロッケを食べながら考えた

先日夜遅くに帰宅して奥さんが用意しておいてくれたクリームコロッケを 見た時に何だかとても嬉しくなったので、その理由を考えてみた。 クリームコロッケがものすごく好き、というわけでもないのに、 この喜びは一体どこから来たのか?

どういうシチュエーションでクリームコロッケが登場すると嬉しいか

クリームコロッケが登場すればいつでも嬉しい、というわけではない。

おかずとしての位置づけはメインではなく、サブが良い。 メインが焼き魚など、ちょっと弱いな、と感じる時に クリームコロッケは最高に良い働きをするのだ。

求められている働きは、白ご飯を進めること。 このタイプの焼き魚ではご飯が進まない、 そんな時にクリームコロッケが代わりにご飯を進める。

しかしなぜメインではなくサブなのか。 クリームシチューならメインだけど、 クリームコロッケになるとサブになるのはなぜなのか。 衣がついただけでサブなのか。

これは多分クリームコロッケの問題ではなく、 コロッケ全般の問題なのでまたちがう機会に考えよう。

クリームコロッケはご飯のおかずにふさわしいか?

小さい頃はクリームコロッケはクリームシチューやグラタンと同様、 「ご飯には合わないおかず」グループに入っていた。

コロッケは「ご飯に合うおかず」なので、クリームコロッケも そちらに入りそうなものだけど、クリームコロッケはどちらかというと コロッケよりもクリームシチューやグラタンの亜種、という感じなので グループがちがった。

自分の子どもたちもそうなのだが、小さい時はクリーム系のおかずは それだけで食べるか、パンと食べるかのどちらかだ、 という教わった通りの食べ方しかしない。 そもそも食卓に一緒に出てこないので、合わせる機会がないのだ。 そしてそのまま、クリーム系のおかずはご飯と一緒に食べないものだ、 という先入観を持って大きくなる。

ところが高校ぐらいから、クリームコロッケだけでなく、ポテトサラダ、 クリームシチューなどこれまでご飯と合わないと考えていたクリーム系、 ポテト系のおかずがどんどん「ご飯と合うグループ」に移動してくる。

きっかけはマッシュポテトだった。昔からマッシュポテトが大好きで、 夕飯に出てきたりしたら貪るように食べていた。 ある時他のおかずが足りなくなった際、 「これほどうまいマッシュポテトならご飯も進むにちがいない」 と思ってご飯と合わせて食べたらうまいうまい、となったのが 最初だったと記憶している。 そこから、「マッシュポテトが合うならポテトサラダも」、 「それならクリームコロッケも」、という感じで 「ご飯に合うおかず」が広がっていった。

おそらく今後も乳製品系で範囲は広がり続け、 最終的には「牛乳ご飯」まで到達するのだと思うが、 まだそこまでは達していない。

こういう食べ方をするのは男だけ?

そういえばうちの奥さんは同じくらいの年齢だが、 クリームシチューとご飯を一緒に食べたりしない。 それだけで食べるか、パンと食べる。 私がクリームシチューをご飯にかけたりしていると、 「ゲッ」という顔をする。

いろいろ組み合わせて食べたくなるのは男だけなのか、 個人的な好みの問題なのか、 それとも作り手としては 「私が作った料理を勝手に組み合わせてんじゃねー」という 気持ちがあるのか。

私は、「酒と肴」、「ご飯とクリームコロッケ」のように、 組み合わせの美味しさを見つけるのが大人の食の楽しみ方 にちがいない、と思っている。

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